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執筆者の写真鍼灸ゆーせん

【肝のこと東洋医学②(肝と血)大阪府/八尾市/東大阪市/近鉄八尾/河内山本/高安/恩智/鍼灸ゆーせん

更新日:4月24日

今日のお題は、肝についてのお話第2話「肝のこと東洋医学②(肝と血)です。


順次「肝のこと」としてシリーズ化してお伝えします。


肝と血


東洋医学での肝は血と深く関わります。肝は気血を全身に送る働きと、血を蓄える働きがあります。


肝の気血を全身に送る働きは、木々が伸びやかに成長するように、肝が元気であれば気血も伸びやかに全身を巡ります。気血が伸びやかに巡ることにより、心もカラダも伸びやかにリラックスした健康な状態になります。


肝の血を蓄える働きは、肝が血量をコントロールして、必要な量の血を各臓腑に分配して、全身の血が潤うような働きをしています。


肝が弱り気血が全身へ送れなくなったり、肝で血を蓄えることが出来なくなると次の様な症状が現れます。肝の症状で特徴的な症状は怒り、イライラ、不眠症、多夢、気分の落ち込み(抑うつ傾向)、不安感、胸やノドの詰まり感、動悸、自律神経失調症などです。特に肝に負担がかかる春に、このような症状が起こりやすいです。その他の症状では目の充血、かすみ目、婦人科疾患、肩こりなど。


春に起こりやすい肝の症状にならないためにはどうすれば良いか、肝の守り方について

お話します。


肝の守り方。

①長時間の作業も程々に休憩を入れながらする。

②程々の運動を心がけ激しい運動は控える(特に春)。

③梅干しやお酢など酸味を程々に食べる。

④肝の時間(朝)に程よい運動をする。

⑤なるべく心穏やかに、いやな考え、妄想などは常に受け流すように心がける。

⑥アルコール、カフェイン、辛みの食べ物は特に春は控えましょう。


肝を守るポイントは何事も程々にと、リラックスが大事です。特に春は肝の症状がでやすいので肝を守ってあげましょう。お仕事などでお忙しい方も、心だけは穏やかに心がけ、お休みの日は出来るだけリラックスする時間を作りましょう。


東洋医学での肝は、西洋医学の肝臓とは違います。違いについては順次「肝のこと」でお話します。また腎の守り方も沢山あるので、順次お話します。


春は肝が疲れやすいのでいたわってあげましょう🍀🍀🍀


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